宇宙兄弟(30) (モーニング KC) [ 小山 宙哉 ]


今回読んだ作品は「宇宙兄弟」の30巻です。
「宇宙兄弟」は結構楽しみにしてる作品なんだけど、今回表紙を見たとき一瞬ギョっとしたよ。
「えっ誰これ?」って。等身低いし。
もしかして自分、間違ってファンブック系を買ったんやろかってさ。ちょいビックリ。
でもさ、右のすきっ歯のキャラは何となく見覚えあったんよ。
そんで思い出したん。そういや、今回はエディとブライアンの続きやったなっと。
そんなら二人の子供の頃かって。
本を読む前から、ちょいビクついた話でした。

ほんじゃページを捲ったとこから。
前巻はエディが倒れたシーンで終わってたんだよな。
だからさ、前巻を読み終わった後、少し心配になったんだよな。
エディがさ、月に思いを残しをしたまま、宇宙飛行士引退するんじゃないかって。
それだけは嫌だなってな。
まあ実際問題なかったがね。ふー。

「宇宙兄弟」ってさ、毎巻胸に来るシーンがあると思うんだよね。
今巻で個人的に一番グッと来たのは、人形を並べたあたりかな。
子供の頃の思い出を交えながらさ。
ブライアンの人形の横に、エディが自分の人形を並べるのよ。
そして一言、「ブライアン」「待たせたな」って。
思わす叫びたくなったよ。エディー、ブライアーンってさ。
だってさ、二体並んで地球を眺めてる人形のシーンで、このセリフだよ!
これ読んでさ、思わず目が潤んでしまったよ。
その後の交信の場面も好きな。
きっとブライアンもエディと同じこと呟いていたんだろうな。
ここまで読んでからもう一回表紙を見た。
切ねえなあ、本当に。

本の半分ぐらいでエディ編は終了。
後半は久々の日々人のお話。
ロシアでの生活の話なんだが、どこら辺までは事実なんだろうか?
個人的に気になったのはベッドの事だな。思わずロシア人の平均身長を調べてしまった。
まあ、それはさて置き話を戻そうか。
うん、何というか所変われば品変わるってやつだよな。
日々人がロシアに溶け込もうとするんだけど、なかなかどうして難しい。
自分なら、とっとと諦めてるよな。
だかまあ日々人氏、さすがにメンタルが強い。前向きというか、切り替えが上手いというか。
だからさ、そういった意味での心配は必要ない気がするんだよな。
最終的には何とかしそうだから安心して読める。
実際、マクシムとのベランダでのシーンあたりで、垣根が取れた気がする。
話は少し逸れるが、そこのシーンも良かったよな。
雪がシンシンと降る夜、ベランダ越しでの淡々とした会話。
ベランダを区切る壁が、お互いの距離を表してるようにも感じるなか、最後にマクシムが酒をもって日々人の部屋へと向かう。
なかなか絵になるシーンだよな。
色を付けるなら、全体をモノトーンにして酒だけ色付けしたい。ありがちだが。

まあ、何だかんだでロシアの人たちと、良い雰囲気になったよな。
このままスムーズに、六太と月で再会してもらえたら嬉しいんだがな。
でもまあ、やっぱ最後あたりに一波乱ありますよ的な一言が入っていたよ。
次巻も楽しみだ。